糖質というのは、脳にとって大切な栄養素ではありますが、過剰な糖質は身体に悪影響を及ぼします。
とりすぎた糖質は体内のタンパク質と結合し終末糖化産物(AGE)という物質に変わります。
AGEは軟骨、靭帯、筋肉、骨などに蓄積され、それらの柔軟性を失わせて硬化させてしまいます。
軟骨細胞は関節液内のグルコース(ブドウ糖)を摂り込みやすい性質があり、その事が関節に影響を与えます。進行することで関節を変形させ変形性関節症の原因ともなります。
高血糖状態は細胞内でのエネルギー代謝が活発になり、その事により活性酸素の排出量が増えるため、細胞膜やDNAが傷つけられ炎症を引き起こします。
この状態を微小炎症と呼びます(サブクリニカル炎症)。自覚はなくとも静かに体内で起こっていたりします。
そして、怖いことに関節に影響を及ぼすだけでなく、血管内皮細胞、脂肪組織、腸管、脳にも静かに影響を与えます。
血管に影響が出ると動脈硬化を起こし、脂肪組織であればインシュリン抵抗性及び代謝異常に関わり、腸管であればリーキーガットを引き起こしアレルギーなどを引き起こします。脳に影響が出ることでアミロイドβタンパクが蓄積し認知症の要因となります。過剰な糖質は肝臓にも影響があり、脂肪肝状態となるとインシュリンの働きが悪くなってしまいます。
過剰な糖質は身体に悪い影響を与えるので、摂りすぎには気を付けてください。
最近、指の動きが悪いなぁとか、関節の痛みが治りにくいって人は、身体の使い方だけでなく、膵臓の機能や食生活も見直すことが必要になってくる可能性もあることを分かって頂ければと思います。
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