歩行の大切さ

生活していく上で歩行というのは生活していく上で非常に重要な要素であります。

身体のあちこちが痛くなると、ついつい患部に目が行きますが、患部だけが悪くなる要因をつくっているのでしょうか?

例えば、膝に痛みが起こりました。その痛みがスポーツで急激な衝撃を受けてからの明らかな要因があるケースを除き痛みが起こる場合、他に原因があると考えられます。

人の身体は生理的湾曲により微妙なバランスを保ち、上からの重力を分散する構造となっています。その微妙なバランスが崩れることにより、身体の各部に負担が生じて痛みとなって脳に信号を送ります。

筋力のある若い間は多少の歪みでは影響を受けることは少ないですが、加齢とともに筋力の低下と歪みの影響は顕著となり今までと同じ習慣で歩くことで負担が大きくなり結果、特に弱っている箇所に痛みを誘発します。

上記には分かりやすく一例として膝としましたが他にも足首、股関節、腰、肩にも影響を与えます。

当院に来られる患者様の歩行は必ずチェックするのですが、多くの方が負担のかかりやすい歩行をされています。そして、その歩行が一番の元凶になっていることもあります。

その為、痛みの出方によってはその歩行の習慣を変えるだけで改善するケースもあります。

よく聞く外反拇趾に関しては、歩行を変えるだけでもかなり痛みの軽減が見込めます。

とはいえ、今までの歩行の仕方を変える訳ですから一朝一夕で変わるといった都合の良いものではありません。最低でも三か月は様子を見ながら変えていかなければいけないので、一発で治るという考え方は捨ててください。それでも一回で改善したいという方は当院とは合わないと思いますので他院に相談されるか整形外科で相談されることをお勧めします。

※当然ながら手術しなければ無理なケースもありますし整形外科が受診する第一選択肢であることに間違いありません。

少し考えて欲しいのですが、手術を行い痛みから解放されたとします。その時は楽になりますが、その痛みを起こるに至った原因は解消されているでしょうか?

根本的に何が原因で起こったのか?その事を認識する事は大切です。その当事者の認識なしに”根本解決”なんてあり得ないと私は考えます。

その根本から改善するのに重要なのが歩行なのです。歩行だけが全てではありませんが歩行を改善する事で身体に起こっている沢山の痛みを軽減したり誘発するリスクを回避する事ができるようになりますので、気になっている方は一度ご相談ください。

 

 

 

うめたに施術院